まずは演劇関係。
今年作った舞台は3本。
春に新入生歓迎公演として作った「Is」
3年生の引退公演として作った「蛍」
大会用の舞台として作った「ブルーベリー」
いずれも演劇部の生徒と一緒に作った舞台だ。
今年の演劇部は一年生4人、二年生10人、三年生1人。
舞台を作るにはちょうど良い人数だ。
役者希望の生徒と裏方希望の生徒のバランスも良く、皆、真摯に取り組んでくれた。
おかげでとても楽しい活動をすることができた。多謝。
3年生引退公演はいつも既成の脚本でやるのだが、今年は創作。
物語のアイディアを生徒が出してくれた。
大したアイディアを出せないのが自分の弱みだと自覚しているのだが、生徒が出してくれるのであれば、どうにか構成してセリフを書くことができるみたいだ。
しばらくこのやり方で行ってみようと思っている。
その「蛍」だが、超能力モノをできるだけ誠実に書いてみた。
”なんでもあり”にしないように気をつけたのだが、そんなに悪くなかったのではないかと思う。
アリガチな話になってしまったのは能力の範囲内なのでやむを得ない。
まだまだ精進。
「ブルーベリー」は県大会優秀賞と県創作脚本奨励賞をいただいた。
が、今年のような優秀なメンバーを預けていただけたのならば、東北大会まで行かねばならなかっただろうと思う。
土田先輩からは「あの結論を導き出すところまで行けてない」と言っていただいた。
あの結論があるのであれば、どんな手法を使ってもその高みまで上がらねばならない、と。
自分としては45分をフルに使ってあの高さに届くように物語を構成したつもりだったのだが、全然届いていないという土田評だ。
ありがたい。
このような評を下さる先輩がいるので、舞台を作る甲斐がある。
次の作品も頑張りたい。
いま、生徒たちは次の舞台(来年度の新入生歓迎公演)に向けて動き始めている。
今度は一年生の4人芝居になるようだ。
教室公演や、外部の施設での公演になると思う。
ここでどのくらい伸びられるかが来年の活動を決める。
頑張って欲しい。
今年の大きな出来事として、サムライズの上演が無かったことが挙げられる。
メンバーの家庭の事情が大きくて6月に予定していた上演は中止。
その後の活動も休止状態で次の上演のメドも立っていない。
演劇なんてものは簡単に日常生活に負けてしまうものだ。
これまで長い間に渡って上演できていただけでも奇跡的なことだったのだ。
支えるべき仲間がいて、支えてくれる仲間がいて、お互いに「あの人のために頑張ろう」という気持ちがあって、なんとか上演できていたのだろう。
時間の流れはどうしようもない。
しばらくこのまま眠らせておくしかないだろうと思う。
以上、演劇関係。
学校の仕事については一学年の副担任と総務課。
副担任の仕事は学年団のメンバーに恵まれ、とても楽しく勉強になった一年だった。
久しぶりに一学年に入れていただいて、学年集団がゼロから立ち上がっていく様子をわりと客観的に見ることができたと思う。
人と人とが関わりあう事なので、意図したことと結果が違ったり、難しいことも多いわけだが、それでも教育の力っていうのは確かにあるのだなぁと実感させられた。
方向性は間違っていないはずだ。
総務課の仕事については、PTA会報の編集や、90周年記念事業のステージ部門などでお手伝いさせていただいた。
どのくらい役に立てたかは謎だが、たくさんの方々にお世話になった。
本当にありがたいことだと思う。
学校の仕事では無いのだが、今年は組合の用事も多かった。
信頼する先輩から昨年度末に頼みこまれて地区の書記長職を引き受けた。
いつもの通りの安請け合いだったわけだが、思ったよりも出張(といっても有給休暇で出かけるわけだが)が多く、さまざまな交渉事やら、会議やら、学習会やらで学校を空けることが多かった。
誰かがやらなきゃならない事だからな、と言って頂きながらではあるが、心苦しいものがあった。
もちろん大変なだけではなくて、勉強になったことも多いし、貴重な体験をすることもできた。
組合関係で最も印象深かったのは、一週間のボランティア休暇をいただいて、連合ボランティア団の一員として大船渡に行ったこと。
7月のはじめだったから、震災から4ヶ月が経とうとしていたわけだが、なかなか片付けが進まず、10人がかり、3日がかりでようやく一件のお宅の家具出し泥出しを終えたことを思い出す。
あれから忙しさに流され、被災地には行けてないのだが、この寒空の中でどんな思いで過ごしているのだろうかと思うと、何とも言えない。
来年はもっと良い年になりますように。
0 件のコメント:
コメントを投稿