facebookでウロウロしていたら、
モンベルが義援品を集めて被災地に送るプロジェクトの現地本部を天童に置いた、という情報を得た。
仕分けのボランティアが足りない、とのこと。
記事を書かれた渡会さんにメッセージを送ってみたら、ボランティアに来ても良い、ということだったので、早速行ってきた。
モンベル、と言えば、高校時代の山道具はザックもシュラフ(夏用も冬用も)も雨具もモンベルだった。
山岳部の部室にはモンベルのカタログがあり、高校生でお金の無い我々は、そのカタログを毎日眺めてすごしていた。ムーンライトテントがどれだけ魅力的だったことか。ストームクルーザーにどれだけ憧れたことか。
社長の辰野という人は滝をカヌーで下るらしい、という話で、カタログには今にも滝を落ちようとしている辰野さんの写真が載っていたりして、その名前はカヌーイストの野田知祐さんがビーパルで連載してるエッセイにもよく出てきたりして、だから、今朝、ボランティアの現場に行って、おはようございますって頭下げたら「こんにちは、モンベルの辰野です」って言われたときは一瞬固まってしまった。
この人が、と思って「滝、カヌーで下ってるのとか、高校時代に見てて、ヒーローでした」とか訳の分からないことを言ったら、「過去形か」と突っ込まれたりして。
仕事は、全国から集まってきた義援品の仕分け。
昨日の時点で10tトラック2台分、2tトラック2台分、計24t分の義援品が大きな工場跡に運び込まれており、広い空間が区分けされ、食料・衣料・テント・シュラフ・コンロ等々に分類され配置されている。
義援品をお送りいただく時に、品目別に段ボールに入れていただく、という事は全国的に広く知れ渡っているようで、ほとんどの段ボールには単一種類の物品が収められている。
具体的な仕事の内容としては、
全ての段ボールを開いて、中身を確認し、仕分けが必要なものについては仕分けを行なう。
その後、余分な空間が無いように段ボールに詰め直し、品名を側面に書き、種類ごとにパレットの上に積み上げ、まとめておく。
というようなもの。
段ボールのサイズがさまざまだし、我々はそういった作業に慣れていないので、積んだり積み直したりを繰り返すと、けっこうな量の肉体労働になる。
お昼には昼食をご馳走していただいた。
震災に関わるボランティアなので基本的にはアゴアシくらい自分で確保すべきなのだと思うのだが、炊き出しをしていただき、非常に恐縮だった。
シチューと炊きたてのご飯、大変、美味しゅうございました。
渡会さんとそのお友達の方々と昼食をご一緒させていただく。
皆さん、気さくで良い方でした。
お話に入れていただいたので、寂しくありませんでした。
午後も作業。
さらにクロネコさんのトラックが到着したので荷下ろし、仕分け。
その後、被災地に向かう4tウイングのトラックが来たので、パレットに積んでおいた仕分け済みの義援品をトラックに積み込む。
隙間なく、ギッシリと積む。
重いものも軽いものもある。大きい段ボールも小さい段ボールもある。
みんなでバケツリレーの要領で積み込む。
今日の作業はここまで。
17時。
ずいぶんたくさん積み込んだ気がしたが、作業場に積んである段ボールを見ると、ほとんど減ってない気がする。それだけたくさんの方々の善意が、集まっているのだ。
明日以降も作業は続くのだが、ほとんど社会人のボランティアなので、平日は人数が減ってしまうだろう。
余裕のある方は、ぜひどうぞ。
4月以降も、この活動は続くそうです。
思ったんだけど、みんな名札をつけた方がいいな。
ガムテープにマジックで名前書いて、胸に貼るだけでいいから。
せっかく一緒に作業をしたのに、名前も知らないのは残念だ。
ひさしぶりの肉体労働。とても有意義でした。
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