2019/09/16

雲梯、トリミング、月明かり

少し朝寝坊して7時過ぎに起きる。
妻の出勤準備時間と重なってしまった。
動線を邪魔しないように、娘とのんびり朝ご飯を食べる。

今日は飼い犬(トイプードル)のトリミングの日。
近所のホームセンターにペット部門があり、いつもここでトリミングしてもらう。
9時半の開店に合わせて、犬を連れていく。
ここ最近、トリミングに行けてなかったのでだいぶ伸びている。顔周りはさすがに放っておけなくて一度妻が揃えていたが、足先やら耳の先やらは結構毛玉っぽくなっている。

妻の実家でもトイプードルを飼っているのだが、彼は耳が短いスタイルだったので、ウチの犬も真似して短い耳にしてください、と言ってみる。
いつもお世話になっているトリマーのお兄さんに、ちょっとビックリされる。一度切っちゃうと、しばらく戻りませんよ、ということだ。
まあ、どんな感じでもウチの犬は可愛いであろう。という根拠のない自信をもとに、お願いする。

午前中、何をしたいか聞くと、交流ひろばに行きたいとのこと。
交流ひろばは、大きなすべり台やちょっとしたアスレチックのある、近所では一番大きな室内遊び場だ。
行ってみると、同じ保育園の「しーちゃん」がお父さんと弟くんと来ている。
娘がサンダルを脱ぎ掛けたまま奥を見つめて、「え、しーちゃん?ほんとに?」とか呟いているのが、なかなか面白かった。

年中さんが二人いれば、追いかけっこが始まるのは、基本中の基本である。
弟くんは二つ下らしいので、追いかけっこにはならないのであるが、一緒に走りたいらしい。いつものことだが、お父さん鬼ね、の一言で強制参加させられる。
すべり台が中心遊具なので、バラバラに逃げる二人(あるいは三人)をすべり台に追い込む形でまとめ、後を追うようにすべり台をすべる、という基本パターンを15回程度。

さすがに子どもたちは汗だくになり、しーちゃんパパが休憩を勧告する。
三分ほどで休憩が終わり、ウンテイに挑戦。
腕の力が未発達なので、基本的にはまだできないのだが、少し上の子がひょいひょいと移動していくのを見ると、やってみたいのが四歳児。
下にマットも敷いてあることだし、傍観する。
と、足場から、一つ目の鉄棒に左手をかけ、うんと手を伸ばして二つ目の鉄棒に右手をかけ、そして、左手を放して二つ目の鉄棒にかけた。

おー、できたじゃん、と褒めると、そこで力尽きて落ちてしまった。
一度できると、そこまでは何回でもできるようになる。
二つ目の鉄棒から、三つ目の鉄棒に片手を移動できるようになると、あとはホイホイと進むのかもしれないが、それは何度やっても出来ない。

本人は大満足でしーちゃんにも偉そうな口をきいているので、一応、雲梯ができた、ということにして、大袈裟に褒めてみる。

昼寝を挟んで、午後からは犬を引き取りに行く。
耳が短い。ショートカットの女の子みたいになっている。こんな顔だったか。

犬を連れて近所の公園へ。
本当は午後から川遊びをしたい、と言っていたのだが、気温があまり上がっていないので、川遊びは無理だろうということで納得してくれた。

公園でひたすらブランコ。
30分ほどブランコをすると飽きたらしく、おでかけすることにした。
午後の半端な時間、というのが、一番困る。

引っ越してくる前は天童という町が近くにあり、ここには県内随一と思しい室内遊び場があった。ここは6時を過ぎても開いていたので、困ったらここに行けばよかったのだが、こっちに越してきてからは、時間の潰しようがない。
例の交流ひろばはそんなに広いわけでもないし、公営なので5時で閉まってしまう。
5時で追い出されてしまうと、妻の夕食準備が整うまでの1時間、何をしていればいいのか、分からない。
海が静かなら、海岸で砂遊びでもいいのだが、天気が良くないとか、いっそ冬だ、とか、さすがに海岸に行くわけにもいかない。

結果として、イオンに行ってしまうのだが、イオンだって、子どもの遊び場ではないので、迷惑だろう。迷惑だろうなぁ、と思いながらも、そうやって子どもを遊ばせているお父さんが結構いる。うーん。そうだよなぁ。

夜、月が綺麗だった。
雲が多くて風があったので、大きな明るい月が、雲から出たり、雲に隠れたりする。
暗い部屋の中で、窓を開け放して、娘とそれを眺める。

雲のふちが月明かりで虹色に淡く光るのは、とても美しい。
娘の目にはどう映っているのだろうか。

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