市内のそういったコミセンの一つに、無印良品が手を貸して、コミュニティカフェになっている場所があるのだという。
前々から気になってはいたのだが、やっと今日行くことができた。
娘をどうやって説得するかがポイントだったわけだが、甘いものを食べに行こう、と言ったら、意外にすなおに応じる4歳児だということが判明した。
車で30分ほど郊外に走る。
台風の影響なのだろうが、風が強い。
稲穂が倒れてしまってい様子も散見される。
今日中に稲刈りを終わらせてしまおうということなのか、コンバインも多く見える。
ちょっと早く着きすぎたので、近くの滝で30分ほど時間をつぶす。
県内では一番の落差を誇る滝なのだが、娘が怖がって、行かないという。
遠くから見るだけだから。あれ、滝かな、ぐらいのところから見るだけだから。
と説得し、車から降ろす。
一昨日あたりから咳をしていて、少し風邪気味なので、冷えないように抱っこ移動。
参道の途中にいわれのある岩が2つほどあるので、そこで降ろして、説明したり、丸い石で岩をコツコツ叩いたり、蛙を触らせたりする。
滝の前にお社があるので、お参りをして、滝自体は本当に遠くから眺めるだけにする。
帰りはトンボを捕まえたり、大きな栃の葉を拾ったりしながら、自分で歩いて戻る。
いい感じで時間が経ったので、カフェに向かう。
日向(にっこう)小学校が廃校になって、日向コミセンになっている。
その中のカフェなので、日向里(にっこり)カフェという名前のようだ。
まだ10時で、開いたばかりなので誰もいない。
小学校そのものも築年数が浅いうちに廃校になったのだろうが、それにしても綺麗に掃除されていて、気持ちの良い空間になっている。
店員さんが、というか、地域の人なのだろうけど、店員さんが一人、奥のレジのところに立っている。
初めてなので勝手がわからない。ランチメニューは11時からだ、と明示されているのでまだなのだろう。カフェメニューは頼んでも良いのかどうかわからない。
聞いてみると、頼んでも良いようだ。
洋ナシソルベ150円、チーズケーキ200円、グレープジュース150円。
500円を払う。ホットコーヒーはセルフで100円。
学校祭じゃないんだから、という金額だ。
縁側みたいな空間があり、碁盤やら将棋盤やらオセロ盤やらが置いてある。
娘が何となく、碁石で遊んだり、オセロをやりかけたりする。
お手玉を手に取って、何?と聞くので、二つでお手玉をして見せる。三つはできない。
目を輝かせて、自分でもやってみるが、もちろんできない。
三回ほど挑戦してみるが、できなくて、キーっとなりそうになる。
そこへ、店員さんがお盆を持ってきてくれる。
机の方に移動。
座り心地の良い椅子と、大きな木の天板の机。
コーヒーメーカーのスイッチを入れにいくと、娘がソルベを食べて、おいしい!と言う。
しばらくぼんやりと甘いものを食べる。
たしかにソルベはとてもおいしい。チーズケーキも200円では申し訳ない。
大きなテレビがあって、カフェをみんなで作ったよ、という動画が流れている。
椅子の座り心地はとても良いのだが、どうやら、ワークショップを開いてみんなで塗りなおし、座面を張りなおしたものらしい。
娘の相手をしていて、詳しくは見れなかったが、机も作っている様子だった。
無印良品の手が入っている、ということで、家具も無印なのかな、とぼんやり思っていたので、驚いた。というか、ごめんなさい。
近所の人だろうか、親子連れが一組、年配のご夫婦が一組、やってくる。
店員さんと、親しげに世間話をしている。
窓からは裏山の緑が見える。青空に映えて綺麗だ。
娘は棚の駄菓子コーナーから100円分の駄菓子を得るべく、いろいろなお菓子を次々に持ってきて、私に見せる。
これだと110円になっちゃうから、どれか1つ、やめなきゃ。
これをやめると、あと30円分大丈夫だよ。どれがいい?
なんだか、とてものんびりしている。
娘がお菓子を選び終わったので、鳥の巣箱のような箱に100円を入れさせる。
キャベツ太郎を食べ終わったところで、体育館に行ってみる。
もう使われていない小学校の体育館。
定期的に清掃されているのだろう。埃は積もっていない。
だれもいないので、娘と追いかけっこをする。ワックスが効いていて靴下では良く滑る。
歌われることのなくなった校歌の額。
天井に上げられたバスケのゴール。
ひとしきり走りまわったので、帰ることにした。
今度は水まんじゅうを食べに来よう。
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